大阪大学 人間科学研究科
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International Collaboration and Development Studies

教 員

澤村信英
澤村信英 (教授)

サブサハラ・アフリカ諸国の教育開発について、学校現場のリアリティと社会の文脈性に寄り添った、生活感のある研究を目指しています。

研究キーワード:
比較国際教育、教育開発、国際協力、アフリカ
経歴:
1986年 愛媛大学大学院理学研究科修了、95年 英国エディンバラ大学アフリカ研究センター修了。82-84年 青年海外協力隊員(マラウイ、理数科教師)、86年 国際協力事業団(JICA)職員、97年 広島大学教育開発国際協力研究センター/大学院国際協力研究科助教授、教授を経て、2009年9月より現職。
現地の方と一緒に
主な著書:

  • ケニアの教育と開発―アフリカ教育研究のダイナミズム(共編著)、明石書店、2012
  • アフリカの生活世界と学校教育(編著)、明石書店、2014
  • 発展途上国の困難な状況にある子どもの教育―難民・障害・貧困をめぐるフィールド研究(編著)、明石書店、2019
詳しくは、研究者総覧
杉田映理
杉田映理 (教授)

安全な水へのアクセスを確保するための社会的側面の研究、そして水や健康と実は密接に関係している衛生(特にトイレ、手洗い行動)について研究をしています。月経問題、保健教育にも関心を寄せています。

研究キーワード:
開発人類学、水・衛生、トイレ、手洗い行動、月経、国際協力、アフリカ研究
経歴:
新卒で JICA に就職(社会開発協力部、ケニア事務所)。フロリダ大学人類学部修士課程、ジョンズホプキンズ公衆衛生大学院サマーコース、フロリダ大学人類学部博士課程修了。 アメリカ赤十字社ボランティア、WSP(Water & Sanitation Program)コンサルタント、JICA客員国際協力 専門員、東洋大学国際地域学部教員などを経て、2017年より大阪大学教員。
現地の方と一緒に
主な著書:

  • 国際協力を学ぶ人のために、世界思想社、2024.
  • 月経の人類学—女子生徒の「生理」と開発支援、世界思想社、2022.
  • 緊急人道支援の世紀—紛争・災害・危機への新たな対応―、ナカニシヤ出版、2022
  • 月経衛生対処の開発支援および研究の動向『国際開発研究』28:2, pp1-17.2019.
  • Water, Sanitation and Hygiene (WASH) in Japanese Elementary Schools: Current conditions and practices. Pediatrics International, 64(1): e15062
  • 開発援助と人類学:冷戦・蜜月・パートナーシップ、明石書店、2011.
詳しくは、研究者総覧
月経に関する研究については「月経と人類学」のHPへ 「MeWプロジェクト」のHPへ
大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER) 科学情報・公共政策部門(SiPP) ・人間科学ユニットについてはHSP2020 - CiDER人間科学ユニットへ
坂口真康
坂口真康 (准教授)

教育社会学・比較教育学を学問的基盤とし、グローバル化が進行する時代における「共生社会」と教育(特に学校教育)に関する研究に取り組んでおります。

研究キーワード:
共生社会論、共生教育論、南アフリカ共和国の学校教育、日本における外国につながる人々に関わる教育、学校教員の養成・研修
経歴:
2016年に筑波大学大学院人間総合科学研究科ヒューマン・ケア科学専攻を修了(博士(教育学))。日本学術振興会特別研究員(DC1)や兵庫教育大学大学院学校教育研究科講師などを経て、2024年4月より現職。
現地の方と一緒に
主な著書:

  • 「共生社会」と教育―南アフリカ共和国の学校における取り組みが示す可能性(単著)、春風社、2021
  • SDGs時代にみる教育の普遍化と格差―各国の事例と国際比較から読み解く(共著)、明石書店、2023
  • 新時代のスポーツ教育学―Neo Sport Pedagogy and Andragogy(共著)、小学館集英社プロダクション、2022
  • コロナ禍に世界の学校はどう向き合ったのか―子ども・保護者・学校・教育行政に迫る(共著)、東洋館出版社、2022
  • 共生の社会学―ナショナリズム、ケア、世代、社会意識(共著)、太郎次郎社エディタス、2016
詳しくは、 研究者総覧
白川千尋
白川千尋 (教授、社会学・人間学系人類学分野との兼任)

青年海外協力隊員としてヴァヌアツでマラリア対策に関わったことをきっかけとして、同国で伝統医療や文化に関する文化人類学的研究に取り組みました。その後ラオスなどもフィールドに加えつつ、国際協力と文化人類学の関係、NGO、ボランティアなどに関する研究にも携わっています。また、青年海外協力隊・コミュニティ開発のアドバイザー(技術専門員)として、隊員の派遣前研修などにも関わっています。

研究キーワード:
国際医療協力、国際協力ボランティア、コミュニティ開発、マラリア対策
経歴:
1991-93年青年海外協力隊員、98年総合研究大学院大学文化科学研究科博士課程修了。国立民族学博物館助教授などを経て16年4月より現職。WHO短期専門家、JICA短期専門家としてサモア、フィジー、ミャンマーでフィラリア・マラリア対策に従事。専門は文化人類学。
現地の方と一緒に
主な著書:

  • 南太平洋の伝統医療とむきあう-マラリア対策の現場から(単著)、臨川書店、2015
  • グローバル支援の人類学-変貌する NGO・市民活動の現場から(共編著)、昭和堂、2017
  • 人類学と国際保健医療協力(共編著)、明石書店、2008
詳しくは、 研究者総覧 人類学研究室